ゲームばこのゲームは、スマホで遊ぶ人が多いことを前提に作っています。ところが、パソコンのブラウザで動いて見えても、実際にスマホで触ってみると、思わぬ不具合が見つかります。このコラムでは、これまでに気づいて直した、スマホならではの問題を書いてみます。
スワイプすると、ページまで一緒に動いてしまう
数字パズル「がったい2048」は、盤面をスワイプして動かします。ところが、スマホで遊ぶと、スワイプのたびにページ全体が上下に動いて、操作がやりにくくなることがありました。実機で見つかった問題です。
盤面を触っている間は、ページが動かないようにすればよさそうですが、そう単純ではありません。常に画面のスクロールを止める設定にすると、ブラウザによっては、パソコンのマウスホイールやトラックパッドのスクロールまで止まってしまいます。そこで、「スワイプをはっきり始めた場面だけ」スクロールを止める作りにしました。指が少し動いただけの段階では、スクロールの可能性もあるので、そのまま通します。
盤面を触ったまま、下の説明文まで読みたい
障害物をよけるゲーム「よけまくり」は、指を左右に動かして、自機を操作します。ここで気をつけたのは、縦方向の動きの扱いです。縦に大きく動かした場合は、ページのスクロールとして扱い、自機は動かさないようにしました。これで、盤面に指を置いたままでも、下にある遊び方の説明文までスクロールできます。横の動きだけが、自機の操作になります。
「よけるもの」と「取るもの」が、ひと目で分からない
スマホの小さな画面では、障害物(おじゃま)、コイン、パワーアップのアイテムが、一瞬で見分けられないことがあります。実機で遊んだフィードバックを受けて、見た目をはっきり変えました。さらに、「遊び方」のページには、ゲーム中と同じ描き方で作った小さな見本を載せています。説明の絵と、実際のゲームの絵が同じなので、迷いません。

スマホだけ、音が鳴らない
ゲームばこの効果音は、音のファイルを読み込まずに、ブラウザの機能でその場で作っています。ところが、iPhoneのSafariなどでは、画面をタップするなど、ユーザーが操作した直後に音の準備をしないと、音が鳴らないという決まりがあります。そのため、難易度を選ぶタップの直後に、音の準備を済ませる作りにしています。パソコンでは気づきにくい、スマホ特有の問題でした。
ボタンを連打すると、画面が拡大される
ゲーム中にボタンを素早く2回タップすると、スマホによっては、画面が拡大されてしまうことがあります。これを防ぐために、ボタンには、ダブルタップでの拡大を止める設定を入れています。ゲームの最中に、画面が意図せず変わってしまうのを防ぐための、小さな工夫です。
作る側の思い込みより、遊んだ感覚を優先する
どの不具合も、設計図を見ているだけでは気づけませんでした。実際に、スマホで何度か遊んでみて、「なんだかやりにくい」と感じたところを、ひとつずつ直しています。これからも、遊んだ人の使いやすさを、いちばんに考えて調整していきます。